歯科医師の平均年収と給与について直近5年間の平均値とは?

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歯科医師の平均年収と給与について直近5年間の平均値とは?


2013年の平均給与・年収とは?

2013年の歯科医師の平均年収は、全体が620.8万円、男性が657.7万円、女性が572.5万円です。平均給与は月収を紹介すると、全体で49.8万円、ボーナスが22.9万円となります。男性の平均月収は52.6万円、ボーナスが26.4万円です。女性の平均月収は46.1万円、ボーナスが18.3万円となり、男性より低い傾向にあります。2013年の調査では残業代を含めた年収が公開されていますが、同じ年の勤務医師の年収は1072万円に対して60%弱という平均です。開業医に関しても年収や月収は悪化傾向にあります。この原因となっているのは、歯科医院の数が増えすぎたからと言われています。日本の人口が大した増加していないのに関わらず、歯科医院の数は増加する一方で供給が過剰な状態となっていることが、収益が減っている要因なのです。

2014年の平均給与・年収とは?

2014年の歯科医師の平均年収は、全体が734.2万円、男性が808.1万円、女性が537.5万円です。平均給与は月収を紹介すると、全体で58.5万円、ボーナスが32万円となります。男性の平均月収は64.8万円、ボーナスが30.1万円です。女性の平均月収は41.7万円、ボーナスが37万円となります。開業医の場合、歯科医師の数が少ない頃は、ビジネスとして経営がうまくいかなくても需要と供給のバランスが取れていたため、十分に経営はできました。しかし、医師の数が多い今では経営的な視点が重要です。2014年は前年と比較すれば、平均年収も月収も増えている傾向にあります。

2015年の平均給与・年収とは?

2015年の歯科医師の平均年収は、全体が654.9万円、男性が674.5万円、女性が609.2万円です。平均給与は月収を紹介すると、全体で51.7万円、ボーナスが33.7万円となります。男性の平均月収は53.5万円、ボーナスが32万円です。女性の平均月収は47.6万円、ボーナスが37.6万円となります。年収や月収は年代によってばらつきがあります。30歳~34歳までは年収が少ない傾向で、40歳~44歳まで徐々に増加していき、それ以降の年代は平均的な金額となります。

2016年の平均給与・年収とは?

2016年の歯科医師の平均年収は、全体が856.9万円、男性が896.7万円、女性が759.3万円です。平均給与は月収を紹介すると、全体で51.7万円、ボーナスが33.7万円となります。男性の平均月収は53.5万円、ボーナスが32万円です。女性の平均月収は47.6万円、ボーナスが37.6万円となります。2015年と比較しても増加している年収・月収ですが、2017年よりも多くなっています。そのため129職種中、男性は5位、女性は6位とかなり上位となっています。

2017年の平均給与・年収とは?

2017年の歯科医師の平均年収は、全体が757.1万円、男性が808.1万円、女性が618.5万円です。平均給与は月収を紹介すると、全体で60.4万円、ボーナスが31.6万円となります。男性の平均月収は64.6万円、ボーナスが32万円です。女性の平均月収は49万円、ボーナスが30.1万円です。前年と比較して減少傾向にありますが、2015年よりは増加しているような状態です。平均年齢・勤続年数などの内訳は、全体の平均年齢が37.9歳、男性が38.3歳、女性が36.7歳、勤続年数は全体が6.7年、男性が7.7年、女性が3.9年です。女性の勤続年数は、結婚・出産・子育てで一定期間、離職するケースが多いため、極端に短くなっていると考えられます。労働時間の平均は、全体で163時間、男性が165時間、女性が158時間となっています。

高い年収と言えるのは開業医

平均年収や月収を紹介しましたが、最も高い年収と言えるのは開業医です。一般的に勤務医と開業医の年収は300~500万円ほど差があると言われています。高い年収を稼げる開業医は星の数ほどある歯科医院の中で、経営能力・知識・センスの有無が問われます。また、インプラントを始めとして、歯列矯正・審美・義歯・ブリッジ・重度の歯周病治療は保険外診療と言われ、歯科医師が自由に治療料金を設定することが可能です。患者さんには負担になりますが、医院にとっては大きなビジネスチャンスとも言えます。高い年収を目指すなら、保険外診療を含めた多種多様な技術を持ち、認定医や専門医の資格を持つ歯科医師を目指す必要があります。